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概要:b独自の生態系
 
+++解説
 
 
 
 
 
 

約600万年前、激しい火山噴火によって日本海の底から誕生した隠岐ジオパークの大地。養分の少ない、溶岩や火山灰の塊でしかなかった不毛の大地は、何百万年の時を経て、多様な生物たちが共存する楽園となりました。

■隠岐ジオパークは、大陸性植物、北方系植物、南方系植物、高山性植物が、
海岸の低地に混生する世界的にも珍しい島です。

■隠岐ジオパークが島になってから10000年。その間、隠岐の植物や生物達は独自の進化を遂げました。進化の過程が観察できるという意味で、貴重な生態系だと言えます。樹齢約2000年と言われる八百杉(やおすぎ)、樹齢800年の乳房杉(ちちすぎ)、樹齢600年のかぶら杉。これら隠岐3大杉は、”隠岐杉”という固有種の子孫であることが近年になって解明されようとしています。

■生物の多様性は、陸上だけではなく、隠岐周辺の海域でも確認できます。「a.大地の営み」で見たように日本海は世界的にも新しい海です。もともとは淡水だった湖が日本海という海になるにつれて、生物達もそれに適応して進化していったと考えられています。その日本海に位置している隠岐ジオパークの周辺海域は、海中生物の楽園だと言えます。

隠岐の生態系に関して、まだ発見されていない植物や生態がよく分かっていない動物も存在していて、日々、研究が行われています。

隠岐ジオパークには、島の成り立ち、大陸的な地質、そして離島という地理的条件によって、
多様な生物が混在する貴重な生態系が今なお残されています。

【高山性植物】
オオイワカガミ

【北方系植物】
ハマナス

【南方系植物】
ナゴラン

【大陸性植物】
ダルマギク

隠岐は、北方系、南方系、大陸系、高山性、氷河期時代の生き残りの植物が、海岸の低地で共存する世界的にも不思議な島です。また、このように多様な植物が低地に分布しているため、北方系、南方系、高山性、大陸系の昆虫も共存し、低地化しています。

事例)隠岐では、オオイワカガミなどの高山性植物が低地に分布しています。

オキタンポポ

オキシャクナゲ

ヤマネ

オキサンショウウオ

隠岐は今から約1万年前に現在のような離島となり、生物たちは独自の進化を遂げました。離島となって1万年という時間のスケールと生物の進化を比較してみられる貴重な島でもあります。2005年に「世界の希少種」としてオキサンショウウオが取り上げられたのは”進化の過程”が見られるからなのです。
隠岐固有の植物5種類(オキタンポポ、オキシャクナゲ、オキノアブラギク、オキノアザミ、タクヒデンダ)

クロキヅタ

ウミホタル

巨大ヒトデ

生物多様性は陸上だけではなく、海中にも見られます。隠岐諸島周辺海域では、ニホンアワサンゴやソフトコーラルなどの南方系生物が浅い場所に生息しています。また、近年では1mのヒトデなどの新発見もあります。
クロキヅタは、日本で唯一、海藻の天然記念物に指定されています。


隠岐ジオパーク推進協議会

〒685-8601 島根県隠岐郡隠岐の島町港町塩口24
E-mail info@oki-geopark.jp ☎/fax (08512)2-9636/9626
このウェブサイトに掲載されている情報は、隠岐ジオパーク推進協議会に帰属します。