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人と自然をつなぐ島 隠岐ユネスコ世界ジオパーク

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島前カルデラ


島前カルデラの全景イメージ

島前諸島は変わった形をしています。真ん中に高い山があり、その山が海に囲まれ、その外側に島がならんでいます。この地形は火山活動に由来するもので、大規模な火山噴火による火山体中央の陥没が作りました。このような火山性の陥没地形はカルデラと呼ばれ、日本では阿蘇山が有名です。

隠岐の島前カルデラは、およそ500万年前までに形成されたもので、国内有数の古さを持つことから、日本地質百選にも選ばれています。

この島前カルデラは、3つのプロセスからできています。

  1. 火山活動によってひとつの大きな火山が形成される
  2. 地下のマグマだまりが空洞化、中央が陥没すると同時に中心部で新たに火山が噴火する
  3. 噴火後の地殻変動で火山が半分海に沈み、侵食を受けて現在の地形になる


島前カルデラの形成史

また、これらのカルデラ地形は、外周の島々が堤防、内側のくぼ地が内湾、中央の山が灯台とも言い換えられるような役割を果たす地形を生み出し、島前で営まれて来た暮らしはこの地形と地質を前提にしたものでした。

なお、陥没した中央部の範囲には2つの説があり、どちらの説をとるかで火山活動と侵食のどちらが現在の地形に大きな影響を与えているかの解釈が変わるため、詳しい研究が待たれています。


赤ハゲ山(知夫)から見た島前カルデラ

ポイント

  • 「島前カルデラ」として日本の地質百選に選定されている
  • 現在の島前の地形は大規模な火山活動によってできたカルデラそのものである
  • カルデラの地形が島前の大地のさまざまな特徴と恵みをもたらしている