隠岐4島について
日本海に浮かぶ宝島、隠岐
宝物を散りばめた「海の秘密基地」・・・隠岐とは?
日本海に浮かぶ四つの有人島と180余りの無人島からなる隠岐。はるか3万年前にはすでに人が住み、石器時代は黒曜石の産地、中世は後醍醐天皇などの遠流の島、近世は北前舟の風待ち港として時代ごとに存在感を放ってきました。
こうした歴史と、日本形成が垣間見える大地、謎多き生態系が存在する隠岐は、世界的に見ても貴重な島。
平成25年9月9日には、「世界ジオパーク」に認定されました。
焼火山からの風景
島前3島 海に浮かぶカルデラの絶景
西ノ島(西ノ島町)
ダイナミックな自然景観が印象的。かつて火山島だったことから、高低の起伏が激しく、海岸には自然のアートとも言える奇岩や怪礁が連なります。島の歴史は古く、後醍醐天皇が遠流されたのもこの島。
中ノ島(海士町)
島前で最も広い平野があり、名水百選に選ばれた湧き水にも恵まれています。昔から海産物の宝庫で、平城京跡からは海士町の「干しアワビ」が献上されたことを示す木簡が発掘されています。文豪・小泉八雲が滞在した記録も。
知夫里島(知夫村)
隠岐諸島で最も小さく、最ものどかですが、かつては本土と往来する船が必ず寄港したほどの要港。日本の火山の中でも古い地層で覆われており、標高325メートルの赤禿山からは、島根半島、島前、島後の大パノラマを味わえます。
島後1島 大陸のカケラの島でみられる長い時間の流れ
島後(隠岐の島町)
隠岐諸島最大の島。西郷、都万、五箇、布施、中村の5地域から成っています。周囲約100キロ、車なら2時間で1周でき、日本海の荒波に削られた断崖絶壁が壮観。隠岐固有の動植物も豊富です。