2024.11.01

VISIT JAPAN トラベル&MICEマートに参加しました!

訪日旅行を取り扱う海外の旅行会社に向けたプロモーション活動の一環として、昨年に引き続き「VISIT JAPANトラベル&MICEマート(VJTM & VJMM)」に参加しました。

VISIT JAPANトラベル&MICEマートとは

VISIT JAPANトラベル&MICEマート(VJTM & VJMM)は、日本政府観光局(JNTO)が主催する訪日旅行商品の造成支援を目的とした国際観光商談会です。

令和6年度は9月26日(木)から28日(土)の3日間、東京ビッグサイトにて対面形式で開催され、世界34か国・地域から275社のバイヤー、国内から300団体のセラーが参加。計8,296件の商談が行われました。

取り組みの成果

今回は、当機構1名、体験事業者1名、旅行業者1名の計3名で参加し、海外バイヤー25社(ヨーロッパ13社・アジア9社・その他3社)と商談を行いました。

商談の中では、自然・文化体験や離島ならではの魅力への関心が高く、1件のファムツアー(現地視察)受け入れにもつながりました。知名度向上に加え、旅行商品造成への具体的な足がかりを得られた点で、大きな意義がありました。

商談会で用いた資料

課題と今後の可能性

一定の成果が得られたものの、隠岐に関する認知度の低さが浮き彫りになった3日間でもありました。特に山陰地方や島根県について「知らない」と回答するバイヤーが多数存在し、地域全体としての情報発信力の強化が課題であると明らかになりました。

しかしながら、「まだ知られていない」ことが強みとして活かされる場面もあります。オーバーツーリズムが問題となり、「off-the-beaten-path(知られざる観光地)」という言葉が注目される中で、独自の自然・文化をもつ隠岐はまさにそのポジションにふさわしい地域であると感じています。

今後のビジョン

今回の商談会を通じて、欧米豪を中心に自然体験や地域との交流を重視する旅行者のニーズが高まっていることが改めて確認できました。こうした動きを的確に捉え、受入体制の整備やガイド育成にも力を入れつつ、今後も商談会等を活用して海外市場での認知度拡大と販路開拓を継続していきます。