第8回ユネスコ世界ジオパーク国際会議
2018年9月11日から14日にかけて、第8回ユネスコ世界ジオパーク国際会議が、アダメッロ・ブレンタユネスコ世界ジオパーク(イタリアの北部)で開催されました。当協議会から、事務局長と専門員1人が参加しました。

国際会議開会の前日(9月10日)にアジア太平洋ジオパークネットワーク(APGN)のユネスコ世界ジオパーク事務局長会議に参加し、アジア太平洋地域におけるジオパークの推進の進捗状況についてレポートを聞き、他ジオパークの代表と今後のネットワーク内の取り組みについて意見交換をしました。特に、ネットワーク内のコミュニケーション、ジオパークのブランド強化、ジオパークの可視化の改善について議論しました。

会議では、他ジオパークの取り組みについて発表を聞き、意見交換を行ったのでとても充実した機会になりました。特に、今回の会議では、世界ジオパークネットワーク(GGN)のワーキンググループ(WG)によるワークショップが初めて開催されました。その中の「離島ジオパークワーキンググループ」では、リーダーを務めている隠岐ジオパークがワークショップの進行役を務め、またワークショップ中に隠岐で推進されている取り組みについて事例発表も行いました。


GGNの離島ジオパークワーキンググループは今年の6月に立ち上げられ、ユネスコ世界ジオパーク(UGGp)の8地域が参加しています。参加の地域はAPGNから日本の隠岐UGGp、韓国の済州島UGGp、マレーシアのランカウイ島UGGp、イランのゲシュム島UGGp、ヨーロッパジオパークネットワーク(EGN)からイギリスのシェトランド諸島UGGp、ギリシャのレスボス島UGGp、ポルトガルのアゾレス島UGGp、スペインのランサローテ島UGGpです。
会議2日目(9月12日)にGGNの総会が開催されました。総会の項目は2016-2018年のGGN実行委員会の活動報告、2018-2020のアクションプラン案の発表とこれについてのディスカッション・意見交換、GGNの会計報告、GGNの名誉委員の承認でした。
また、9月13日に開催された授与式では、隠岐ユネスコ世界ジオパークの再認定証がGGN実行委員会から渡されました(再認定審査の結果は2018年1月31日付けで通知されましたが、再認定証の授与はユネスコ世界ジオパーク国際会議の時に行われました)。

