Geohistory 1. 大陸の時代

2億5000万年前:中生代 − 三畳紀

およそ2億5000万年前、地球上にはパンゲアと呼ばれる一つの大きな大陸があり、隠岐を含む日本列島はこの大陸の一部で、今のユーラシア大陸の端っこにありました。
その後、地殻変動によって大陸は少しずつ分裂していきました。

ここに注目!

大陸の一部であったことが記録された岩石「隠岐片麻岩」

隠岐を含む日本列島が大陸の一部であった証拠となるのが、隠岐片麻岩と呼ばれる岩石。
隠岐片麻岩は、地底の圧力と熱によってできた、約2億5000万年前の変成岩です。
地下深くで生成された岩石なので、本来なら地表で確認することはできないのですが、隠岐はこれを地表で確認できる数少ない島。プレート活動と約600万年前の火山活動で隆起したという歴史があるため、このような地下岩石を間近で見ることができます。