ウマ

約6000年前に中央アジアで家畜化(人の暮らしに役立つように飼育されている動物)されたと考えられている。日本には5世紀の古墳時代に外国から持ち込まれたとされている。
日本各地に昔からいるウマで海外のウマと交配することなく現在まで残っているウマを日本在来馬という。現在、北海道和種、木曽馬、野間馬、御崎馬、対州馬、トカラ馬、宮古馬、与那国馬の8種が知られているが、かつて隠岐にも「隠岐馬」が昭和20年ごろまで生息していた。隠岐馬は肩高1.1~1.2mの小さめのウマで島の農耕運搬で活躍していた。寒さと粗食によく耐え、蹄は固く、毛色は青色・鹿色・栗毛のものが多く、たまに白毛やかや毛のものがいた。現在、最後の隠岐馬の骨格標本は島根大学に保存されている。

  • 分類

    ウマ科