トウテイラン

海岸の草地や松林の下に生える多年草(2年以上生存する草本植物)。隠岐では夏の終わりごろになると、海岸や周辺の無人島にも多く生える。また島民にとっては身近な植物であるため庭先や畑でも見られる。茎は直立または斜めになり、高さは50~60㎝、トウテイラン全体が白色の綿毛で覆われており、緑白色に見える。緑白色の植物体に青紫色の花穂(一本の軸に多数の花が密について穂状に見えるもの)がつきとても美しい。和名は<洞庭藍>で花の色が中国の洞庭湖の水の色のように美しいというのでつけられた。

  • 分類

    オオバコ科

  • 分布

    京都府、兵庫県、鳥取県の日本海側の海岸、隠岐

  • 花期

    8月~9月