ウシ

ウシはオーロックスという野生のウシから約8000年前に家畜化(人の暮らしに役立つように飼育されている動物)されたと考えられている。隠岐でウシやウマが飼育されたのはいつ頃からか明らかなことはわからないが、ウシやウマを放牧して行っていた牧畑は文治4年(1188年)には記録が残る。現在、牧畑は行われておらず、おもに種牛(ウシの品種改良や繁殖のために飼うウシ)として飼育される。隠岐4島でそれぞれ約600頭、放牧されており、特に西ノ島、知夫里島では道路や草原の上にくつろぐウシを見ることができる。
また、隠岐に御配流となった後鳥羽上皇を慰めるために始まったとされる「牛突き(ウシ同士が角を突き合わせて戦う伝統的な行事)」の伝統行事が現在も継承される。

  • 分類

    ウシ科