ニホンカナヘビ

体長は15~27㎝。草むら、やぶなどに生息し、人家の周辺にも棲む。昼行性で、夜は落ち葉や草の葉上で眠る。昆虫やクモ類などを好む肉食性。大きな特徴は長い尾で、頭胴長の2倍ほどの長さになる。外敵に襲われると、草や枯れ枝をかけ登って逃げる。また、尾を自切(じせつ:自分で体の一部を切り落とすこと)することができ、切れた尾は激しく動いて外敵の目をそらす役割を持つ。名前は「かわいい蛇」を意味するという説があるが、ヘビではなくトカゲの一種。ニホントカゲとは違い、光沢のないざらついたうろこを持つ。目の下から脇腹にかけて白い線が1本はいっている。春から夏にかけて数回、1回に2~6個の卵を産む。

  • 分類

    カナヘビ科

  • 分布

    北海道、本州、四国、九州から屋久島まで