ヒラマサ

沿岸の中層や下層にくらす回遊魚(広大な海域を泳ぎ回って暮らしている魚)。体長120㎝前後で、大きいものでは約2.5mにもなる。隠岐では平成20年に油井地区の定置網で1.55m、32㎏の巨大なヒラマサが漁獲された。定置網(海岸近くの魚の通り道に網を垣根のように設置し、回遊魚たちを待ち受けて漁獲する)やシイラ漬け(シイラなどの回遊魚が海上の浮遊物に集まる習性を利用した漁法。竹を集めて作った「漬け」と呼ばれる人工物を海に浮かべ集まってきた回遊魚を網で囲んで漁獲する)で漁獲されることが多い。ブリに比べて左右に平たく、まっすぐ長いため、もしくはブリより平たく黄金色の縦の帯が直線状(柾)であるためこの和名が付いたとされる。

  • 分類

    アジ科

  • 分布

    東北地方~奄美諸島、小笠原諸島、世界の亜熱帯の海

  • 大型は春から夏。若魚は周年