カラスバト

タブノキなど常緑広葉樹(1年を通して緑色の葉をつける樹木)の林を中心に生息する。カラスのように全身が黒く、体長40㎝前後の大型のハト。本州中部以南の島嶼および朝鮮半島南部の海岸、済州島、鬱陵島など島で繁殖する。最近の研究で鬱陵島に生息するカラスバトは隠岐で越冬していることが明らかになった。隠岐では里山や森林の中で「グルルッ、ウーウウーッツ」という鳴き声をよく耳にする。エサはタブノキ、シイ類、ツバキなどの実を食べる。巣は小枝や枯れ枝を集めて木の枝などに皿形の巣を作るが、無人島では地上に作ることもある。

  • 分類

    ハト科

  • 渡り区分

    多くの場所で留鳥(りゅうちょう;わたりをしない鳥) (注)島によっては季節的な移動がある。